記事の内容は、タイトルの通りエンジンオイルの交換方法です。
僕の乗るYAMAHA JOGは2サイクルエンジン。
自分のバイクではエンジンオイルの交換経験はZEROです。
だけど、友達のバイクで経験はあるので見てください。
まず、バイクからオイルを抜きます。この時にオイルで手が汚れる可能性は大きいです。
大きな洗面器にビニール袋をセットし、グチャグチャにした新聞紙を大量に入れました。
新聞紙は水を吸いやすいので重宝します。
オイルが完全に抜けるまで放置!
その後にオイルを入れます。
原付バイクの場合、オイルの量は平均すると0.8リットルです。
先にオイルの量を図った後、オイルをバイクに入れました。
僕自身は、後は栓をすれば交換終了を思っていました!
この後にも作業がありました。入れたオイル量の確認が必要です。
オイルレベルゲージという道具を使い、入れたオイルの量をチェックしました。オイルレベルゲージに書いてある「L」(下限)と「H」(上限)の間にオイルが有れば大丈夫です。
やり方はあまり難しくはありませんが、交換したオイルの片付けが面倒でした。
オイルをカナリ沢山の新聞紙を含ませ、ビニール袋を固く縛って燃えるゴミで出しました。
自分で作業するのが面倒な人は、バイク屋などの業者で作業して頂くのが良いと思います。
僕だと業者さんにお願いします。オイルとか面倒だと思いませんか?
オイル交換を頻繁にしないとイケない事ではないのでお願いすると思います。
オイルが少ないと、本来持っている潤滑作用が弱まるため、場合によってはエンジンが焼き付くリスクが生じます。
オイルが多いには、エアクリーナーとエンジンに問題が起きる可能性があります。
なので適度な量のオイルを入れる事をおススメします。
も く じ
オイルの役割
一言でいえば、オイルはエンジンをスムーズに動かします。
大きな役割は4つあります。
- 潤滑
- 冷却
- 洗浄
- 防錆
1つ目の役割「潤滑」
エンジンの中ではピストンが動いています。エンジンが頑張るほどピストンは高速になります。エンジン内には多数の部品が動いています。オイルが油膜を作り、部品の摩擦を軽減しています。
オイルの状態が悪かったり、オイルが少ない状態では、オイルの役目が果たせずにエンジンに不具合がおきる原因になります。
2つ目の役割「冷却」
エンジンの中では部品のピストン運動、そしてガソリンの燃焼により高温になります。
オイルはエンジン内を熱を吸収しながら循環しています。この役目をオイルが果たすことで、エンジンの焼き付きや変形を防いでいます。
3つ目の役割「洗浄」
エンジン内では部品のピストン運動、そしてガソリンの燃焼により汚れまくりです。汚れの多くは鉄分は煤(すす)などです。汚れが溜まるとエンジン機能の低下やエンジンの寿命が短くなると言われています。オイルがエンジン内を循環しながら汚れも取り込んでいます。
オイルには、汚れを取り込む性能に限界があります。なので、定期的にオイル交換をしてください。
4つ目の役割「防錆」
エンジンは鉄の部品でできています。そのエンジン内は非常に高温になりやすいです。内部が高温になれば、エンジン外との温度差ができます。その結果、水分が発生しやすくなります。鉄の部品は、空気や水分に触れることで錆びやすくなります。
空気や水分と鉄の部品が接触し錆びないように、オイルは油膜を作ります。
オイル交換の流れ
まず、下記の書いた物を準備します。
- 4サイクル用のオイル
- オイルジョッキ
- 廃油処理容器
- 工具
- ドレンワッシャ
- 交換品(オイルフィルター)
- 交換品(パッキン類)
物が準備出来たら、オイル交換です。
準備する物
上記では①~⑦の物を書きましたが、⑥と⑦は1回目のオイル交換では必要ありません。
しかし、オイル交換せずに長期間・長距離スクーターを使用した場合、必要かもしれません。
4サイクル用のオイル
2サイクル用のオイルは使用しないで下さい。オイルを抜くことは可能ですが、全て抜くことは難しいです。その場合はプロにお任せしましょう。
オイルジョッキ
必要な量をスクーターに入れる為にもオイルジョッキはある方が良いでしょう。正確が量を計るため、「目盛つきのもの」がおススメです。
高額なものは必要ありませんが、ホコリなどが入らないように保管には気を付けてください。
廃油処理容器
排気するオイル(使用していたオイル)を入れる容器です。オイルを抜くときに平らな受け皿のような容器は便利です。しかし、オイルは捨てるのでビニール袋でもいいです。
オイルが染みやすい新聞紙などを丸めて入れて使用するのもおススメです。新聞紙の代わりにキッチンペーパーやトイレットペーパー等も良いでしょう。
工具
ボルトの開け締めなどに使用します。なので、ボルトのサイズにあった物を用意してください。
締めすぎないように力をコントロールするトルクレンチが有れば便利です。
ドレンワッシャ
オイル漏れを防ぐ道具です。ボルトを組み付ける時に挟み込む穴の開いたリング状のものです。
ドレンワッシャは交換せずに使用する人も多く、交換せずに使用しているとオイル漏れの危険があります。
ボルト自身も角が丸くなりやすいので、予備のボルトが有る方が安心です。
交換品(オイルフィルター・パッキン類)
オイルの汚れをとるのがオイルフィルターの役目です。基本、オイル交換の2回に1回のペースで交換すれば良いでしょう。
パッキン類はオイルフィルターを固定するのに使われます。パッキン類も劣化するのでオイルフィルターを交換する時に一緒に交換する事をおススメします。
オイル交換の手順
バイクの種類によってオイル交換が異なるかもしれませんが、基本的には同じです。
手順1)オイルを抜く
- (理由はオイルを抜きやすくする為)エンジンを暖機運転してオイルを温める。
- ドレンボルトの下に廃油処理箱をセットする。
- ボルトを緩めオイルを抜く。
ボルトを緩める時には、エンジンによってオイルが熱くなっています。エンジンやオイルが熱くなっています。オイルで汚れるので、焼けどに気をつけて耐油手袋や軍手を付けた方が良いです。
手順2)オイルフィルターの交換
オイルフィルターを交換しない時はスキップしてください。
オイルフィルターのカバー等を外し、オイルフィルターを外します。この時、多少のオイルが付いているので気を付けてください。
新しいパッキンにオイルフィルターを付け装着します。
手順3)オイル量を計る
オイルジョッキに目盛りが有る場合、適量のオイルをオイルジョッキに入れて下さい。
オイルジョッキに目盛りが無い場合、計量容器などを使用してオイルジョッキに入れて下さい。(オイルジョッキに入れなくても大丈夫です)
オイルの適量は取扱説明書を見てください。
手順4)オイル抜け口を閉める
オイルが抜けたかを見ます。抜け口にオイルが少しでも有れば抜けていないと考えてください。ユックリ待ってください。
オイルが抜けたら、ドレンボルトを締めつけます。オイル漏れの可能性を防ぐ為にも、ワッシャーは新品を組み付けましょう。
手順5)オイルを入れる
オイル注入口のボルトを外して、開けます。オイルジョッキに入ったオイルを注入口からユックリ入れて下さい。急いで入れるとオイルが溢れでる可能性があります。その場合、オイルの量が解らなくまります。その後、注入口の栓を閉めて、手順1から作業することになります。
急がず、ユックリやれば問題ありません。
手順6)オイル注入口を閉める
オイルが入ったならゴミが入らないように早めに注入口の栓を閉めてください。
外したボルトを閉めれば出来上がりです。
手順7)確認
とりあえず、手順6で作業は完了しました。しかし、ボルトが締まっているか?などを確認してください。