この記事は、125cc以下のスクーターを利用する読者さまに対し書いています。
記事のタイトルでメンテナンスとしましたが、カスタマイズにもなります。
メンテナンスの場合、部品の状態をチェックし部品を交換します。
カスタマイズの場合、部品の状態に関係なく、使用者の好みや目的に合わせ設定や改造することです。
新車で購入した時やグリップ交換した時は奇麗です。
洗車した時にグリップも手入れしています。
今回、ハンドルグリップを交換しようと考えたのは、湿気でグリップが湿っている時に手が汚れるのが気になったからです。約10年も利用しているので仕方ないとも思っています。
メンテナンスや環境で交換期間は変わります。手が汚れる以外には問題ありません。なので、手入れすればマダマダ利用できそうです。しかし、今回は『ハンドルグリップ』の交換をしたことがないので交換を決意しました。
- ハンドルグリップの保管方法
- ハンドルグリップの手入れ方法
- ハンドルグリップの交換方法
業者に頼んだ場合は、グリップ代金+工賃を合わせて、3,000円~10,000円程度です。(金額は店によるので、詳細は店に聞いてください)
自分で交換した場合は、グリップ代金+その他の道具代で3,000円あれば十分です。
費用を抑えたいので、ボンド無しでグリップ交換します!
も く じ
ハンドルグリップの保管方法
ハンドルグリップ(特にゴム製や樹脂製の場合)を適切に保管で重要なのは、劣化のさせないことです。
| 劣化防止 | 直射日光(紫外線)を避ける |
| 温度・湿度管理 | 高温を避ける 湿度が少ない所 |
| 汚れ・油分の付着を防ぐ | 手で直接触ったままにせず、清掃する |
ハンドルグリップの手入れ方法
ハンドルグリップが摩耗・劣化していたとしても、タイヤほど危険性はありません。しかし、操作性が低下することは間違いありません。少しでも劣化を感じたら、安全のために早めに交換することをおススメします。
ポイント
| 交換の目安 | 『ゴムが痩せてきた』『ひび割れている』 『粘着性が出てきた』交換の目安 |
| サイズ | 使用中と同じサイズ |
| 手入れ | 滑りの原因となる、定期的に清掃する グリップを傷めるので、ゴシゴシするのはダメ! |
直ぐに交換できない時
早めに交換しようと心掛けていても、都合よく交換出来ません!その場合、夏用グローブを使用することをおススメします。時期によっては冬用グローブでもかまいません。
夏用の方が薄手でバイク操作に支障ないです。
ハンドルグリップの交換方法
準備する道具
- ハンドルグリップ
- カッター
- グリップボンド(今回は使用しません)
- パーツクリーナー
- 使い捨て布(パーツクリーナーの拭き取り用)
- ゴムハンマー(使用しないかもしれません)
ハンドルグリップ
ハンドルグリップには複数の種類があります。
太さ(ハンドル径)
一般的な国産バイクの場合、グリップの太さは22.2mm(7/8インチ)です。しかし、アメリカンなどの海外のバイクの場合は25.4mm(1インチ)が主流です。
貫通 or 非貫通
グリップの端(グリップエンド)は、貫通タイプと非貫通タイプの2種類があります。
| 貫通タイプ | バーエンドを装着する場合 |
| 非貫通タイプ | バーエンドを装着しない場合 |
グリップの長さ
グリップの長さを変えることもできます。しかし、長くする場合は気を付けてください。グリップが長いことにより、スイッチボックスやバーエンドに影響がでる可能性があります。その場合、事故につながる可能性があります。
こだわりが無ければ、純正のグリップ(交換前のグリップ)と同じ長さにするのが良いです。
Amazonで原付用のハンドルグリップを購入しました!
カッター
カッターは、大型でストッパーが付いている商品が扱いやすいです。
グリップボンド
今回はグリップボンドを利用せずにハンドルグリップを交換します。
ボンドを使わない理由
グリップ交換の動画では、半分以上の説明でボンドを使用しています。
ボンドを使用する動画でも、グリップを外したらボンドを付けていない時もありました!確実性を考えた場合、ボンドで固定するほうが良いですが、今回は簡易性を考えたのでボンドを使用していません。
パーツクリーナー
ハンドルグリップを外した後に、パーツクリーナーを使用してハンドルを奇麗にするのがおススメです。
100均で購入できるもので、パーツクリーナーで代用できないかを考えました。
- 重曹クリーナー
- セスキ炭酸ソーダ
- アルカリ電解水クリーナー
- メラミンスポンジ
上記はあくまで代用品。『素材の確認』『使用料』『換気』『火気厳禁』には気を付けてください。
代用品では気を使うことが沢山あります。
安価なパーツクリーナーで良いので、代用品でなくパーツクリーナーを使う事をおススメします。
下の商品を近所にあるホームセンターで準備しました!

ハンドルグリップの交換方法
グリップボンドの作業をしないので、作業は3工程で簡単です。左右ともに作業1~3を行えば出来上がりです。
| 作業1 | グリップを外す |
| 作業2 | ハンドルを清掃する |
| 作業3 | グリップを付ける |
作業1)グリップを外す
作業1で使用する道具はカッターです。
外すハンドルグリップに切れ込みを入れ、外しやすくします!
左側は問題ありませんが、右側にはアクセルホルダーがあります。カッターで切れけど、キズは付けれるので慎重にグリップに切れ込みを入れて下さい!
作業2)ハンドルを清掃する
作業2で使用する道具はパーツクリーナーと使い捨ての布です。
グリップを外した処をパーツクリーナーを使って清掃します。
パーツクリーナーは油汚れを落とすのに非常に便利ですが、プラスチックに使用すると溶けたり変形したりする危険性があります。パーツクリーナーに含まれる強力な溶剤がプラスチックの成分を分解してしまうためです。 一応、使用するパーツクリーナーの確認してください。
注意点では面倒なことを言っていますが、テキパキ作業して奇麗に拭けば問題ありません。
作業3)グリップを付ける
作業2で使用するかもしれない道具がゴムハンマーです。ゴムハンマーと書いていますが、鉄ハンマーでも可能です。
グリップを外した部分に新しいグリップを取り付ける作業です。
ハンドル部分にグリップを差し込む作業です。結構、力が必要となります。その場合、ハンマーを使用します。グリップにクッションになる物を置き、ハンマーを使って少しずつ入れて下さい。
グリップにキズを付けたくないし、スクーター自身にも振動は伝わります。なので、念のため(用心のため)ハンマーは使わない方が良いです。
グリップ交換体験

ハンドルグリップは2つあります。簡単に言えば、右側と左側です。違いは穴の大きさ!
穴の大きい方が右のアクセル側!穴の小さい方が左側です。
アクセル側の方が穴は大きい理由は、スロットルグリップの分、穴が大きくなっています。
下記の道具を準備しました。
- ハンドルグリップ
- カッター
- パーツクリーナー
- 使い捨て布(パーツクリーナーの拭き取り用)
- ゴムハンマー(使用しないかもしれません)
ハンドルグリップを外す

現在付いているハンドルグリップをカッターで切れ目を入れる。スロットグリップやハンドルに余りキズを付けたくないので慎重にグリップに切れ目を入れました。
グリップは切れ目を入れていれば簡単に取れます。
グリップの再利用を考えている場合は、カッターで切らないで下さい。
パーツクリーナーや潤滑油を使って、グリップを苦労して外していくしかないです。
左側はボンドで接着していた様子だが、右側はボンドで接着した様子はなかったです。
ハンドルを掃除する
ハンドルクリーナーを使って拭き取りますが、100%奇麗にすることは出来ませんでした。ある程度で妥協するのも大事だと思います。
特にボンドの後が無くなることは無かったです。
ハンドルグリップを付ける
ハンドルに購入したグリップを付けました。外した時と比較すると付けにくいの一言!
この時期は涼しくなってきたけど、グリップを付けるのに汗をかきました!
潤滑油などを利用して、グリップを付けやすくするのが正解かもしれません。
まとめ
業者にお願いするよりも、自分で道具を揃えることができれば、自分で作業するのも良いです。
グリップボンドとハンマーは必要ありません!
理由は、使用している乗り物に影響がありそうに感じたからです
ボンドの必要がないと判断した理由は、グリップが付けにくかったからです。(安全性を考えた場合、ボンドで接着した方が良いです)
とりあえず、グリップ交換は一人でできました。
あくまで、グリップ交換したダケの状態です。
ボンドについて
ボンド無しでグリップ交換をしました。交換して約20日、スクーターを使用しています。しかし、問題は無く、グリップに手のひらが吸い付く感じでスクーターに乗れています。
ボンド無しでのグリップ交換しか経験がありません。
問題があるとすると、新しいグリップをハンドルに入れる時、苦労した事です。
乾きにくいボンドを使用していれば、グリップを入れやすかったのか?潤滑油のようものを、使用する方が正解だったのか?今となっては、正解はワカリマセン。
ハンドルサイズに合わせ、グリップのサイズを間違えなければボンド無しで十分だと思っています。
もしも、グリップが回るなどの問題があった場合は、ボンドで固定するか?付けなおす?しか方法ないです。結束バンドで強く閉める方法もありますが、見た目が良くないです。














