メンテナンスとは、「維持」「持続」「保守」「保全」等の事を言います。なるべく故障しないようにする処理のことです。
故障させない為の手入れです。
例を下記します。
「タイヤがパンクしたのでタイヤ交換しました。」これはタイヤの修理です。
「タイヤがパンクする前にタイヤ交換しました。」これがタイヤのメンテナンスです。
タイヤ交換するので同じように思われるかもしれませんが、修理の場合は部品の故障があります。メンテナンスの場合は、部品劣化などで故障する前に手入れする事です。
も く じ
はじめの一歩は洗車
まずはスクーターの洗車は、定期的に行うのがおススメです。
カッコ良く、「月に一回or二回は洗車しましょう!」と言いたい処ですが、気が向いた時には洗車してください。
洗車する事で様々なことに気が付くことがあります。なので、その期間が短いほどメンテナンスの成果は発揮される可能性があります。
洗う時には、洗車する部分をシッカリ見ますよネ!その結果、以前洗車した時と異なることに気が付く可能性があります。洗車には車体を奇麗にすることもありますが、そのように以前との違いに気が付く為に見ることも大事なメンテナンスの一つです。
タイヤチェック
乗るスクーターのタイヤ状態をチェックしましょう。
タイヤのチェックは複数あります。下記に記述するので見てください。
空気チェック
タイヤの空気は、自然に抜けるんです。
てんかんの発作で免停になった時は、タイヤの空気が抜けてガソリンスタンドまでスクーターを押していったのを覚えています。
エアゲージがあれば、タイヤの空気圧は簡単にチェックできます。
エアゲージがなければ、手でタイヤを触るしかありません。その場合は、キチンと入った状態を感覚的に覚えるしかありません。目安としてはタイヤを(男性が)手で強く押した時、少し凹む程度だと言われます。
僕の場合、握力が弱いので手の感覚ではワカリマセン。
エアゲージかガソリンスタンドの店員さんにチェックしてもらうしかありません。
細目な人は毎週、空気チェックしているそうです。ずぼらな僕は一ヵ月か二ヵ月に一回しかチェックしていません。
消耗チェック
基本的にはタイヤの溝を見るのがおススメです。タイヤは前後、全てのタイヤが均一に消耗するワケではありません。なので、全てのタイヤをチェックすることをおススメします。
タイヤにはスリップサインがあります。そのサインはタイヤの溝が浅さ(道路運送車両法に定められている最低溝深さ)で表示するようです。
その溝の深さは0.8㎜だそうです。スリップサインはギリギリで表示するので、スリップサインが表示する前にタイヤ交換することをおススメします。
状態チェック
ゴムで出来ているタイヤには、ひび割れする原因が複数あります。
- ゴムの寿命
- 酸化(酸素)
- 熱酸化劣化(熱)
- 光酸化劣化(紫外線など)
- その他
キズやひび割れを見つけたら、小さなものでも注意が必要です。出来る事なら、タイヤ交換をおススメします。
タイヤの一部が膨らむ?腫れている?盛り上がっている?この様な状態は、「ピンチカット」と呼ばれる症状です。
「カーカスコード」と言われる糸状に加工されたワイヤーで、タイヤ全体の骨格を構成しています。その「カーカスコード」が切れている可能性が高く、タイヤ交換をおススメします。
タイヤチェックのまとめ
スクーターの前後でタイヤの消耗度に違いがあります。自分では、前タイヤより後タイヤの方が消耗する感覚です。読者さんの乗るスクーターはどうですか?
自分の体験談を言います。洗車をサボるとタイヤのチェックもしないのが現実です。はじめの一歩である洗車は天気の良い日にはしたいです。
走行中にパンクすると危ないので、タイヤのチェックはシッカリするのをおススメします。
オイルチェック
エンジンオイルのチェックは必ず行ってください。
2ストエンジンの場合、オイル容量が少なくなるとオイルランプが点灯するので、オイル追加してください。(詳細は「オイル追加方法」を見てください)
4ストエンジンの場合、時期(3~6ヵ月)と走行距離(3000~5000Km)のどちらかでオイル交換してください(詳細は「オイル交換」を見てください)
「走行距離が5000㎞以上になるとオイル交換する必要があります」と書きましたがオイル漏れが発覚した場合、走行距離なんて関係ありません。
チェックする内容は
- オイル漏れ
- 2ストエンジンの場合、オイルランプの確認。
- 4ストエンジンの場合、走行距離に対するオイル交換。
上記、3つをシッカリ確認してください。